正しい壁装材の選び方

装飾的仕上げとして定義される屋内・屋外用の壁装材は、空間や建物の印象に影響を与えます。また、壁の断熱や防水としても使用できます。このガイドでは、壁装材を選ぶ際に役立つアドバイスをご紹介します。 サイディングの選び方についてお困りの方は、こちらからご覧ください。

壁装材を見る

適切な壁装材を選ぶには？
HUNTER DOUGLAS社製木製壁装材

壁装材は、屋内や屋外の壁の装飾や保護の目的で使用される材料です。壁装材を選ぶ際には、設置する場所、技術的特性、材質、仕上げなどに注目して選びます。
- 壁装材の使用目的
- 材質の選択
- 技術的特徴
- モチーフと仕上げ
壁装材の使い方とは？

WONDERWALL社製木製壁装材

壁装材は薄く、石造りやレンガ造りの壁を模倣したデザインで、壁を仕上げることができます。 1枚壁とは異なり、好みに合わせて交換することができます。

壁装材を設置する際は、周囲にある床、ドア、窓などと合うものを選びましょう。例えば、中庭の壁を室内のリビングと一体化させたい場合は、屋内と屋外の壁に同じ壁装材を使用しましょう。また、壁装材は、壁1枚にのみ使用したり、暖炉の周りに使用することで、フォーカルポイントを作ることができます。壁装材の値段を計算するには、設置面積と、1平方メートルあたりの値段から計算します。
壁装材の材料には何があるか？

NUOVA SERPENTINO D’ITALIA社製石製壁装材

壁装材は、さまざまな表面を覆うことができ、その材質は多種多様です。ここでは、壁装材に使用される代表的な材料を紹介します。

石は昔から人気があり、本物の石から作られたものと、より安価で模様や厚みが均質な人工大理石製のものがあります。

レンガは、色・スタイル・材料のバリエーションが豊富です。比較的手入れがしやすく、耐候性、耐火性に優れています。また、様々なスタイルの空間に合い、周囲の建物と調和させることもできます。

コンクリートは、汎用性が高く、メンテナンスが簡単で、一般的に石やレンガよりも安価です。レンガや石を模したパネルに成形することができ、さらに3Dの幾何学的なデザインを作り出すことも可能です。

複合材は、色・形・モチーフ・パネルサイズなど、さまざまなバリエーションがあります。異なる材料が組み合わさっているため、仕様を確認し、目的に合ったものを選びましょう。

木材は、室内に温かみのある自然なタッチを加え、音の響き方を改善するために、デザインされることもあります。一部の木材には、持続可能な方法で調達された木材や再生木材が使用されています。数多くのパターンや3Dデザインから選べます。
壁装材の技術的特性とは？

GEOPIETRA社製モルタル固定式壁装材

壁装材の種類は、用途や壁の種類に応じて適切なものを選んでください。屋外や湿気の多い場所に設置する場合は、十分な保護が施されていることを確認しましょう。

屋外用壁装材は、耐候性に優れており、色落ちに強くなければなりません。また、バスルームやキッチンのはねよけに使われる場合は、掃除のしやすさや耐湿性が求められます。暖炉の周りに使用する場合は、耐火性が求められます。

予算と工事にかかる時間を考慮して、壁装材の材質、サイズ、設置方法を決めましょう。大型の壁装材の設置は、短時間で済むことが多いですが、運搬や取り扱いが簡単で、デザインがより魅力的なものをお探しであれば、小型の壁装材を選びましょう。設置は、ボルトやアンカー、モルタル、接着剤が一般的です。
壁装材のトレンド、モチーフ、仕上げについて知っておくべきこととは？

CRAFT STONE社製レンガ調壁装材

石・レンガ・木といった昔から使用されている壁装材は、現在でも人気があります。コンクリート・複合材・人工大理石などの成形材料は、サイズがより大きく、幅広いデザインに使用されます。石材調、木材調、レンガ調などのモチーフは、さまざまな色・質感・仕上げから選べます。従来の壁材に代わる、モダンな印象を与える3D壁装材は、空間に幾何学的な形と質感を加えることができます。