棚の選び方

棚は様々な用途に使用され、家庭でも仕事場でもよく見受けられます。本ガイドでは、装飾用、ディスプレイ用、収納用など、棚を選ぶ際のポイントをご紹介します。

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  • 最適な棚の選び方

    CLEVER社製 壁掛けシェルフ

    CLEVER社製 壁掛けシェルフ

    ニーズに合った棚(シェルフ)を選ぶには、様々な重要ポイントを考慮する必要があります。 主要な用途に注目するのはもちろんですが、その一方で、他の要素も選択を助ける重要な役割を果たしてくれます。 棚選びのポイントは以下の通りです。

    • 目的
    • 設置場所
    • 種類と設置方法
    • 素材
    • スタイル
    • トレンド
  • どのような目的で使うのか?

    LF ITALY社製 ディスプレイラック

    LF ITALY社製 ディスプレイラック

    棚はどんな空間にも装飾的なアクセントを加えることができますが、何か特別なものを収納したり、ディスプレイしたりすることもあるでしょう。 そのためには、まずは棚板の寸法が合っているかどうか、必要な強度があるかどうかを確認しましょう。 また、陳列したものにアクセスする頻度についても考えておきましょう。これは、棚を置く位置や高さに影響します。

    特定の商品をストックしたり、販売目的で陳列するための棚をお探しであれば、店用整理棚ディスプレイラックがお勧めです。 これらの棚は、雑誌や靴、眼鏡衣類ワインボトルなど、特定のアイテムをディスプレイするための寸法が設定できます。 さらにモジュール式であれば、ディスプレイも簡単に変更できます。

  • どこで、誰が使うのか?

    KRISTALIA社製 屋外用棚

    KRISTALIA社製 屋外用棚

    選ぶ棚が、使用する環境や用途に合っているかどうか確認しましょう。 例えば、賃貸住宅用の棚は長持ちし、掃除がしやすいものであるほうがよいでしょう。 一方で、個人住宅用の棚に関しては、所有者がご自分の好みに合わせて、より装飾的な棚をお求めになる傾向が強いです。 オフィスや店舗、学校など、業務用や第三次産業向けの棚の場合は、その地域の規制に適合しているかどうかを確認しましょう。

    棚の使用頻度や、水や家庭用化学薬品に触れる可能性があるかどうかも考慮しましょう。 大勢の人が集中的に使う棚は、個人用の棚よりもずっと丈夫で掃除しやすい必要があります。 バスルームキッチンなど、水気の多い環境に置く棚は、耐水性や防汚性が必要です。 また、植物や彫刻を展示したり、備品を保管したりするために屋外用の棚が必要な場合は、耐候性、耐虫性、耐紫外線性があるかどうかを確認しましょう。

  • どのような種類や設置方法があるのか?

     LAGO社製 壁掛けシェルフ

    LAGO社製 壁掛けシェルフ

    まずは、必要な棚の数と、どのくらい頻繁に収納物にアクセスするかを考えましょう。 棚の寸法や位置は、部屋のレイアウトや装飾にも大きな影響を与えます。

    自立型の棚は、壁に固定する必要がないため、設置が簡単ですが、その分床面積が取られます。 また、すべてのデザインが定期的に位置を変えられるように作られているわけではありませんが、模様替えをしたい場合は移動させることも可能です。 移動式の棚が必要な場合は、キャスター付きを選ぶとよいでしょう。

    高さのある棚床から天井までの棚は、ディスプレイや収納のために壁のスペースを最大限に活用できます。 また、空間を仕切るのにも使えます。 ただし、床から天井までの幅の広い棚は、収納場所には最適ですが、コンパクトな居住空間には、部屋が狭く感じられるため、最適とは言えないかもしれません。 開放的な空間ですべての収納物を手の届く範囲に置きたい方には、低い自立型の棚がお勧めです。

    壁掛け棚(シェルフ)は、装飾や大切なものを飾るのに最適です。 ただし、壁の固定具が、壁や仕切りのタイプに適しているか、また棚板と収納物の総重量を支えられるか確認しておきましょう。 棚が使用目的に合った高さに設置されているかもご確認ください。

  • 素材について知っておくべきことは?

    棚を材質で選ぶ場合は、使用目的や環境に適していることをご確認ください。人気のある棚材を以下にご紹介します。

    FIAM ITALIA社製 ガラス製シェルフ

    FIAM ITALIA社製 ガラス製シェルフ

    木製棚は、無垢材や、あるいは合板、MDF(中密度繊維板)、パーティクルボードなどの人工木で造られます。 MDFやパーティクルボードなどの集成材は、無垢材よりも安価で、ラッカー塗装やラミネート、メラミンなどのコーティングが施されていることが多いです。 これらの集成材は経済的で、模造木材などに見られるように、さまざまな色やモチーフが選択可能です。 合板棚は、90度の角度で接着された木材の層からできています。 そのため、パーティクルボードよりもはるかに強度が高く、無垢材よりも安価です。

    金属製棚は、飾り棚としても、機能的な収納棚としても人気があります。 ステンレス製アルミニウム製の棚は、不浸透性で掃除がしやすく、臭いがなく、腐食しにくいため、キッチンやバスルームによく使われます。 ステンレススチール製の棚は、耐久性に優れているため、プロの厨房や研究室などの衛生的な環境によく選ばれています。 金属製の収納棚はモジュール式が多く、クリップ式、リベット式、カンチレバー式など、いくつかの組み立て方式があります。 スチール製の棚は、その高い強度と耐荷重性から、倉庫や貯蔵室用によく使用されます。 アルミニウム製のものは鉄ほど強くありませんが、はるかに軽く、リサイクルしやすいです。

    無垢材棚は長持ちし、集成材よりも簡単に仕上げや修理ができます。 ただし、シミを防ぐためにニスなどの塗装が必要となります。 木材は密度や抵抗力、入手の可能性、価格などにばらつきがあります。 一般的には、マツなどの針葉樹は成長が早く入手しやすいため、広葉樹よりも安価です。 一方で広葉樹は、密度が高いため、より丈夫で、見た目の美しさやその特性のためによく選ばれます。 例えば、チーク材でできた棚は天然の撥水性があり、耐候性に優れているため、屋外やバスルームに最適です。

    また、ガラス棚は一般的に掃除がしやすく、金属や木など他の素材との相性もいいのが特徴です。 さらに透明(あるいは鏡面)ガラスの棚は、空間をより開放的で明るく見せる効果があります。 ただし、ガラス棚は通常、(安全のために強化ガラスか合わせガラスで作られますが、それでも)欠けたり割れたりすることがあります。 ですので、貯蔵室や学校など、多くの人が定期的に棚を使用する場所では避けた方がよいでしょう。

  • どのようなスタイルがあるのか?

     MOVISI社製 オリジナルデザイン棚

    MOVISI社製 オリジナルデザイン棚

    棚にはさまざまなスタイルがあり、既存のインテリアを引き立てたり、際立たせたりすることができます。 アンティーク調のお部屋には、真鍮、木、ガラスなど、古い時代の装飾モチーフを取り入れたアンティークスタイルクラシックスタイルを選ぶとよいでしょう。 モダンスタイルの棚には、さまざまな形や色、素材があります。 目立つものをお探しの場合は、変わった形のオリジナルデザインのものが、空間をより面白く見せ、お部屋のアクセントになるでしょう。 シンプルなものをお探しであれば、ミニマリストデザインの棚がお勧めです。

  • 最近のトレンドは?

    AMBIVALENZ 折りたたみシェルフ

    AMBIVALENZ社製 折りたたみシェルフ

    ミニマルでコンパクトな棚は、依然として家の空間を飾るのに人気があります。 最近のトレンドとしては、隠し金具で支えるフローティングシェルフ や、省スペースの折りたたみシェルフ引き出し付きのものなどがあります。 一枚の平らな棚に代わるものをお探しなら、幾何学的な形の棚を検討してみてもいいかもしれません。

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