正しい本棚の選び方

CATTELAN ITALIA社の天井まである本棚

理想的な本棚は、形状と機能のバランスが取れたものです。 本棚は、機能的に本を飾り、部屋の印象を変える家具です。 以下のポイントに気を付けて選ぶことで、ただ本を収納するだけの本棚ではなく、部屋全体を引き立てるような本棚を見つけることができます：

• 本棚のタイプ
• サイズと構成
• 用途
• スタイル
• 素材
• オプション機能とトレンド

AMOS DESIGN社のキャスター付き本棚

最適な本棚を見つけるには、収納する本の数と、本棚を設置するスペースに注意しましょう。

• 壁掛け本棚は、床置きして壁に固定し安全性を高める方法と、完全に壁掛けする方法があります。 後者は掃除が容易にでき、好きな高さに取り付けることができます。
• 自立式の本棚は、置く位置を変えることができます。 本棚を定期的に移動させる場合は、キャスター付きの本棚を選ぶことを検討してください。
• コーナー本棚は、あまり使用しない部屋の角に最適です。
• 背が低めの本棚は、見た目に圧迫感がなく、特に狭い部屋に適しています。 背の高い本棚に比べて転倒の危険性が低く、本が取りやすいです。
• 高さのある本棚は、縦のスぺースを最大限に活用できる一方で、上の方にある本に手が届きにくいのが欠点です。 天井まである本棚の中には、部屋を仕切れるタイプもありますが、倒れ防止のために、しっかりと固定できるタイプを選びましょう。

MDFイタリア社のモジュール本棚

収納する本のサイズや数から、本棚の大きさや構成を決めます。 書類収納用の高さ固定式のもの、または調節可能な棚板が備わったものにするかを選びます。 棚の奥行きが等しい本棚もありますが、様々なサイズの本を置く場合は、下の棚の奥行が深く、上の棚の奥行が浅いものがおすすめです。 このタイプの本棚は、様々なサイズの本をより効果的に整理整頓できます。 キャビネットと本棚を組み合わせれば、見られたくない書類や本を隠すこともできます。

地域や国によって規格が異なるため、本棚を購入する前に、必ず収納する書類や本のサイズを確認しましょう。 保管したい書類棚の高さに1インチ/数センチ足すと、余裕ができます。 以下は、一般的な本と書類のサイズをまとめた表です：

USM社のオフィス用モジュール本棚

空間の使用用途と利用者のタイプは、本棚を選ぶ上で優先すべき基準に影響を与えます。 家庭用本棚を選ぶ場合は、デザインの自由度が高いですが、商業施設では実用性、安全性、堅牢性が特に重要です。

職場や公共施設向けの本棚は、家庭向けのものよりも多くの人に、より頻繁に使用されます。 モジュール本棚は、様々な本の高さに対応できます。 オフィスでは、書類や参考書などを収納できるサイズの本棚を選びます。

図書館や学校に置く場合は、事故や破損を防ぐために、手が届きやすく、安全で、耐久性があるものでなければなりません。 子供用にデザインされた本棚は、カラフルで高さが低いものが多く、ケガを防ぐための工夫が施されている場合があります。

これらの制限はありますが、技術面に妥協することなく、魅力的なデザインを持つ本棚は数多くあります。

LEMA社のオリジナルデザイン本棚

部屋のインテリア全体を引き立てるようなスタイルの本棚を選びましょう。 コンテンポラリー(現代風)な本棚には、ナチュラルな色調のミニマルなフォルムから、鮮やかな色や幾何学的な形が特徴の独創的なデザインまで、様々なスタイルがあります。 スタイルの多様性は、部屋のインテリアと調和させるための柔軟性と選択肢を提供します。 一方、伝統的な本棚には、定着した形状と技術による時代を越えた魅力があります。 クラシックスタイルの本棚は、アールデコ様式、エンパイア様式、ルイ4世様式など、さまざまな時代のデザイン要素を取り入れることで、歴史的な魅力を醸し出しています。 歴史的建造物や、特定の時代に合わせてインテリアを飾りたい場合は、クラシックスタイルの本棚がおすすめです。

FIAM ITALIA社のガラス製本棚

本棚の素材は、その耐久性と見た目に影響を与えます。 部屋の家具を引き立てるものが良いでしょう。 ここでは、一般的な本棚の素材をご紹介します：

• 金属製の本棚は、スチール製やアルミニウム製が一般的で、木製のものよりも軽量です。 ミニマリスト、インダストリアルなど、幅広いスタイルからお選び頂けます。
• 木製の本棚は、無垢材や合板、MDF、パーティクルボードなどの人工パネルで作ることができます。 MDFやパーティクルボードなどは、ラッカー、突板、その他装飾的な仕上げが施されているので、費用対効果が高いです。 合板製本棚は、木材を何層にも重ねて接着したもので、パーティクルボードを超える強度を持ち、無垢材製本棚に代わる低価格の代替品と言えるでしょう。
• 無垢材の本棚は、耐久性に優れ、ラミネートやパーティクルボードよりも簡単に修理や再仕上げができますが、汚れ防止のためにワニスが必要になる場合があります。 パインのような針葉樹は、成長が早いのでお手頃で人気があります。一方でオークのような広葉樹は、その強靭さや美しさから人気があります。
• ガラス製の本棚は、現代的で開放感がありますが、頻繁に掃除をする必要があります。 全面ガラス張りのモデルもありますが、金属や木製の構造体と組み合わされることが多いです。
• ガラス張りの本棚は、本をホコリから守ることができます。

FLAMANT社のはしご付き本棚

本棚のオプションやトレンドは、様々な用途に柔軟性と利便性を与えます。例えば、調節可能な棚板がることで、棚の高さや構成を本に合わせてカスタマイズすることができます。 さらに、照明を組み込むことで、本やインテリアを際立たせることができます。 スペースを最大限に活用し、簡単に本の出し入れをしたい場合は、回転式本棚が、特に多くの人が本棚を利用する商業施設で人気があります。 スライド式本棚は、部屋のドア代わりとなり、収納スペースを最適化することができます。 天井まである本棚は、エレガントな雰囲気を演出します。上部の本を出し入れするための一体型のはしごが付いたものが、特におすすめです。 現在のトレンドや便利なオプションを取り入れた本棚を選ぶことで、実用性とスタイルの両方を兼ね備えた選択ができます。