プランターの選び方

プランターは、公共やプライベート、仕事場など、場所を問わず空間を活気づけてくれます。植物を植えるためだけのものではないのです。実際、ベンチや照明、自転車ラックなどを組み込んだ多機能プランターの出現によって、プランターは単なるオブジェから、人々が互いに交流できる空間へと変貌を遂げました。同様に、自動散水システムや排水機能を備えたプランターは、公共スペースのメンテナンスを軽減するのに役立っています。お庭、テラス、公共スペースなど、どのような場所でも、お客様の目的に合った最適なプランター選びのために、本ガイドをどうぞお役立てください。

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最適なプランターの選び方
STAYCONCRETE社製　ベンチ一体型プランター

お客様のニーズに合ったプランターを選ぶには、様々な点を考慮すべきです。まずはプランターの用途を明確にし、設置場所を把握しておく必要があります。その他にも、プランターのサイズや形、素材の選択なども考慮しなければなりません。
- 用途と設置
- サイズと形状
- 素材の選択
- スタイル
用途と設置について

GREENSCREEN社製　トレリス付きプランター

どのようなプランターを選ぶかは、設置するスペースの広さ、目的、植物の種類によって決まります。プランターは、装飾や日除けのため、特定のエリアを区切るため、プライバシーを守るためなど、さまざまな場所に設置されます。例えば、低木やつる性植物用の長いプランターは、バーやレストランのテラス、あるいは隣り合った庭のスペースを区切るために使用できます。また高木を植えた大きなプランターは、開放的な公共スペースに日陰を作るのに最適で、ベンチなど他のインテリアと組み合わせることもできます。プランターを屋外に設置する場合は、厳しい気象条件に耐えられるものでなければなりません。また、倒れるのを防ぐために安定した土台が必要になることもあります。またツタやつる性植物、ジャスミンなどの匍匐性植物は、トレリスのような成長のための支えが必要となります。
サイズの選び方について

BELLITALIA社製　現代風プランター

プランターのサイズ選びは、そこに植える植物の種類によって決まります。プランターが小さすぎると、植物の成長が妨げられてしまいます。またプランターが大きすぎても、土の保水力が高すぎて根腐れが起きてしまう可能性があります。植物が十分に成長するために必要なスペースを考慮したプランターの最適なサイズについては、その植物の販売者に聞いてみるとよいでしょう。プランターのサイズは高さ、長さ、幅で構成されます。ハーブや植物は、長さ、幅ともに25～50cmのプランターで育つものがありますが、低木の場合は最低でも45～60cmを要します。また小さな樹木の場合は、長さ76cm前後、幅60～90cmのプランターが必要になることもあります。
形状の選び方について

VONDOM社製　長方形プランター

最も一般的なプランターの形は、正方形、円形、長方形です。正方形プランターは、家具や調度品と並べやすいという利点があります。円形プランターは、壁や家具などに寄せて置くよりも、単独で置いた方がよく、特に公共スペースの樹木や茂みに適しています。長方形プランターは、細長いので、背の高い植物を植えてレストランのテラスや庭、公共スペースを区切るのに適しています。また、空間に個性を加えることができる独創的な形のプランターも数多く存在します。
素材について
プランターに使われる最も一般的な素材は、金属、木、セラミック、コンクリート、プラスチックです。その中でも、プランターに使われる最も伝統的な素材のひとつがテラコッタですが、他の素材にも魅力的な選択肢と利点があります。プランターによく使われる素材の主な特徴を下にご紹介します。

STREETPARK社製　ベンチ付き木製プランター
- 金属製プランターがよく選ばれるのは、薄くて丈夫で手入れが簡単なためです。プランターの重さは選ぶ金属によって異なります。プランターは重量のある鋳鉄製プランターやスチール製プランターから軽量のアルミ製プランターまで、様々なものがあります。ひび割れはしませんが、へこんだり、直射日光が当たると非常に熱くなったりします。
- 木製プランターは、空間にナチュラルな雰囲気をプラスしてくれます。長持ちさせるため、あるいは腐敗、膨張、反りによる損傷を避けるために、プラスチックや金属などの他の素材と組み合わせることもあります。
- 陶器製プランターやテラコッタ（素焼き）プランターは、多孔質で余分な湿気を逃がしてくれるため、土の乾きが早いです。そのため、土が水分を長く保ちすぎることがありません。一般的に、プラスチック製プランターよりも風に強く、植物を涼しく保ってくれますが、割れてしまうことがあります。
- コンクリート製プランターは長持ちし、また非常に重いため、移動されたり盗まれたりする心配がありません。ただし、ルーフテラスやバルコニーに設置する場合は、床面が重さに耐えられるかどうか確認する必要があります。またコンクリート製プランターは、すべての植物に適しているとは限りません。コンクリートには石灰が含まれていることが多く、土壌のpHを変化させる可能性があるためです。
- プラスチック製プランターは軽くて安く手に入ります。また様々な色、サイズ、形状から選べます。しかしながら、時間とともにもろくなったり、変色、ひびが発生することがあります。
- グラスファイバープランターやWPCプランターといった複合プランターは、異なる素材の利点を生かして製造され、経済的で耐候性、耐久性に優れた製品です。また複合プランターで、コンクリートや石、木材のような重量で高価な素材を模倣することができます。
スタイル（型）について

PLUSt COLLECTION社製　オリジナルデザインプランター

プランターのスタイルを周囲に合わせることで、空間全体のデザインに連続性を持たせることができます。例えば、歴史的な市街地であれば、鋳鉄製やテラコッタといった伝統的な素材を使ったクラシックデザインを選ぶとよいでしょう。またモダンな空間には、多種多様に出回っている現代的デザインのものが合うでしょう。控えめなものをお探しの場合は、ミニマルデザインのものを選ぶとよいでしょう。反対により人目を引くものをお探しであれば、オリジナルデザインのものが最適です。