壁紙を正しく選ぶには

壁紙には好みのタイプと貼り方別に多くの種類が存在します:

• 伝統的壁紙
• 不織布壁紙
• ビニール製壁紙
• 拡張ビニール壁紙
• 植毛ベルベットの壁紙
• 藁
• 金属製壁紙

伝統的壁紙は紙のみで作られています。 坪量が高いほど品質も高くなります。 壁に貼る際に、事前に接着剤を塗る必要があります。

Papiers de Parisの伝統的壁紙

不織布の壁紙は、ポリエステルとセルロースの層とビニールフィルムで構成されています。 従来の壁紙よりも厚く、でこぼこな壁や破損した壁に簡単に適用できます。 湿気に強いので浴室などに適しています。 貼り付ける際には直接接着剤を塗ることができ、台が必要なく時間を大幅に節約できます。

LGD01の不織布の壁紙

ビニール壁紙は、PVCの薄い層を含む壁紙です。 抵抗力があり、完全に防水です。 また優れた耐光性で全タイプの部屋に適しています。 壁の状態が不規則な状態の場合、紙の光沢で不規則性が強調されます。 この場合不織布の壁紙を選択することをお勧めします。

拡張ビニール壁紙は、ビニール壁紙のレリーフ版です。 レリーフは熱膨張性インクを使用して作成されます。 その厚さのお陰でかなり損傷した壁に最適です。

植毛ベルベットの壁紙の柄は植毛から成っており、接着剤で覆われた支持体に合成繊維を塗布することによって得られます。

藁製や紙の壁紙は、藁、竹、ラフィアや保持繊維などを絡み合わせた紙の層で構成されています。 藁製の壁紙は、多くの場合手作業で作られているため、品質が異なります。 部分的に色の違いが見られるので、同じ部品に同じ色合いを使用することを強くお勧めします。

金属製の壁紙は、紙の裏に溶接された金属層で構成されています。 金属と現代的なデザインは光沢があり、無地またはパターン化されており、光をよく捉えます。 ぬれたスポンジで簡単に掃除ができ、 剥がすには、まず金属層を引き裂いて乾かし、次に下地を温水または蒸気で除去します。 光沢のあるその外観は、壁が滑らかでない場合、欠陥を引き立てます。

BIANCHI LECCO SRLの金属製の壁紙

各壁紙には独自の特性があり、壁紙が貼りたい部屋に適しているかどうかを確認する必要があります。 壁紙を選択する際に洗浄できるかどうか、耐光性、適用方法、粘着性、剥がしやすさなどの点に注意しましょう。

また壁紙の紙のロット番号も重要な選択要素です。 壁紙を購入する時は、この番号が他の壁紙と同じであることを確認してください。 この番号は藁のような自家製の壁紙の場合、サイズ、色、品質のばらつきを避けるために重要です。

また使用する接着剤の種類は仕上がりや貼り方、その耐久性などに影響を与えます。 壁紙に適した接着剤を購入してください。

壁紙の種類に応じた洗浄方法があり、洗浄する前に壁にほこりを取る必要があります。

洗える壁紙の場合は、石鹸水で湿らせたスポンジを使用しますが、壁紙を「水浸し」にしないように注意してください。洗える壁紙でも大量の水に耐えることはできません。色落ちしないように、乾いた布で拭いてから乾かします。汚れた水がスポンジから漏れないように、下から上に向かって汚れを落としましょう。

ビニールの壁紙には、湿らせたスポンジを使用してください。藁やラミネート紙の場合は、普通にほこりを払うことができます。また壁紙を掃除機で掃除することもできます。

湿気の多い部屋では、湿気に強いビニール製の壁紙を選ぶ必要があります。 壁が完全に規則正しくない場合は、厚い壁紙がお勧めです。 一方非常に厚い不織布また拡張された壁紙を使用すると、壁の間に調和的印象を与えることができます。 

壁の欠陥を隠す壁紙を使用することで、光と空間の認識を変えます。 例えば暗く見える北向きの部屋は、暖かい色の壁紙で明るくすることができます。 広さを出した場合は縞模様の壁紙を選択します。 例えば縦縞は天井が高い印象を与えます。 

部屋が小さい場合、大きい柄は部屋を狭く見せる可能性があるので注意してください。 

壁紙は2018年に再びブ－ムとなり、熱帯系の模様などの革新的なデザインと大胆なプリントが施されています。 Vogue(ヴォーグ誌)によると、2019年に最高の壁紙デザインがCole & Son、Elitis、Farrow & Ball、 Hermès、Le Monde Sauvage、Nobilis、Ressource et Pierre Freyなどによって提案されました。

現在は特別な接着剤のおかげで、湿気に耐えられる浴室用の壁紙が存在します。 取り外しができる壁紙、蓄光壁紙、熱活性壁紙も非常に人気があります。