フェンスの選び方

フェンスを選ぶ際には、まず、どこにどのような目的で設置するかを検討しましょう。 目的を明確にすることで、その目的に合ったフェンスの種類も分かります。 フェンスには多くの種類があり、プロジェクトのカテゴリーによっては、一定の要件を満たす必要がある場合もあります。

選ぶ際の重要ポイント：

• 用途と目的
• タイプ
• 設置方法
• 素材

OOBAMBOO社製　遊び場用フェンス

用途と目的が分かれば、それに適したフェンスを正しく選ぶことができます。 フェンスを設置するのは、敷地の目印としてですか？それとも侵入者を防ぐため、あるいは、プライバシーを守るためですか？用途例としては、例えば戸建てなどの住宅用、オフィスなどの商業用、公共スペースなどの政府プロジェクト用などが挙げられます。

住宅用フェンスには、集合住宅や団地の入り口、隣家の庭やテラスとの仕切りなどがあります。 まずは、お住まいの地域の安全性を調べましょう。 安全だと思われる場所であれば、庭用やテラス用フェンスを設置するだけで十分でしょう。 プライバシーが必要な場合は、透明でないフェンスを選ぶとよいでしょう。

商業用、業務用フェンスは、オフィスビル、学校、公共施設などでのセキュリティのために設置されます。 フェンスの種類や高さは、地域の規制やフェンスを置く目的によって異なります。 フェンスで敷地のプライバシーと安全を守りたい場合は、高さのあるパネルフェンスがおすすめです。 全方位から見えるようにしたい場合は、メッシュフェンスやパリサードフェンスがよいでしょう。

公共スペース用や緑地用のフェンスを検討する際は、高さや開放度がセキュリティや視界にどのように影響するかをよく考えましょう。 例えば遊び場では、子どもたちが見えるように低いフェンスがいいですが、同時に、子どもたちが簡単に乗り越えられないような十分な高さも必要です。 また、バーやその他の部品間の距離も、子どもが通り抜けたり、はさまれたりしないよう、十分に狭くする必要があります。 特定のスポーツのためのスポーツフェンスに関しては、スポーツ用具をフェンス内に置いたり、観客の安全を確保するためにも、高くなければなりません。

工業用フェンスを選ぶ際には、セキュリティが非常に重要です。 工場、研究所、倉庫、空港、配送現場などでは、侵入者を阻止するために、フェンスに有刺鉄線を張ったり、防犯カメラや警報機で監視したりする必要があります。 工事現場用フェンスは、建設現場や道路工事用の仮設フェンスです。 侵入者を防ぎ、歩行者の安全を確保するために設置されます。 動物囲い用フェンスは、動物の侵入を防ぎ、侵入者を阻止し、広大な敷地の境界を示すために使われます。

BPLAN社製　パネル付きフェンス

上記の用途のために、数多くの種類のフェンスがあります。 ここでは、フェンスを選ぶ際に覚えておきたい、さまざまなタイプについてご紹介します。

パネル付きフェンスには、装飾的なものと機能的なものがあり、プライバシーを守るために使用されます。 装飾的なものは、住宅や庭の囲いとして人気があります。 波板は、プライバシーが重要な建築現場でも使われることがあります。

バーフェンスは、パリセードフェンス（木製の場合はピケット・フェンス）とも呼ばれ、垂直のバーを水平のバー（通常は2本）でつないだものです。 低いものから高いものまであり、両端が平らなもの、丸みを帯びたもの、フェンス用スパイクがついたものなど様々です。 侵入者を防ぐため、縦棒を近づけることもあります。 バーの間隔が用途に合っているかどうかを確認しましょう。 子供の遊び場で使用するバーフェンスについては、バー間の距離とデザインが地域の安全規制に準拠しているかどうかご確認ください。

ワイヤーメッシュフェンスには、溶接されたもの、撚り合わされたもの（チェーンリンクなど）、または結び合わされたものがあります。 溶接メッシュフェンスは一般に、最も頑丈で剛性が高いです。 チェーンリンクのような金網フェンスは安価で、広いエリアを区切ったり、スポーツピッチのような高い視認性を必要とするフェンスによく使われます。 結び目のあるフェンスは、農業で畑を区切ったり、家畜の囲いに使われることが多いです。

金属格子製フェンスは、ワイヤーメッシュフェンスよりも格子が硬く丈夫で、切断されにくいため、長持ちし、より高い安全性を提供してくれます。

エキスパンドメタルフェンスは一般的に、標準的なワイヤーメッシュフェンスよりも剛性が高くて切断に強く、パリセードフェンスよりもよじ登りにくいです。 また、視界を制限することができ、他のオープンメタルフェンスよりも耐久性に優れているため、刑務所や空港、工場、発電所など、高度なセキュリティが必要とされるインフラや建物に適しています。

まずはフェンスがどのように設置されるように設計されているか、確認しましょう。 不明な点がある場合は、メーカーの設置ガイドや説明書を確認してください。 可動式フェンスは、コンクリートのような重い土台などの支柱に取り付けることが可能です。 軟弱地盤用に設計され、ピケットや支柱で固定するフェンスもあります。 常設したい場合は、フェンスをボルトで地面に固定するか、フェンスの支柱をコンクリートの土台に設置し、安定性と耐久性を高める必要があります。

FOREST AVENUE社製　木製フェンス

フェンスはさまざまな素材で作られています。 中でも、木製フェンスは公園や緑地に最適です。 また、商業施設や住宅の周りによりナチュラル感を出すこともできます。 PVCや複合材は、木製パネルやピケットフェンスにとって代わる低メンテナンスの代用品としてよく選ばれています。 金網、エキスパンドメタル、パンチングメタル、バーなどの金属製フェンスは、前述したフェンスの種類で詳しく述べたように、さまざまな状況で使用されます。 コンクリート製フェンスは強度、重量、耐候性が高いため、支柱や土台によく使われます。