ビデ用水栓の選定について

トイレ業界から姿を消していたビデの人気が近年高まっています。衛生面だけでなく環境にも害にならないことから、利用者から高い評価を得ています。ビデ水栓を正しく選ぶことでトイレットペーパーの使用量を大幅に削減できます。またトイレットペーパーを生産するよりも、ビデに使用する水量の方が少ない点も押さえておきたいポイントです。

今日のビデ用水栓は、衛生面においてさらに進化しました。

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  • ビデ用水栓の選択

    ビデの水栓を選択するためには、そのさまざまな種類と機能を理解し、ビデを使う上でかかる水道代や電気代についても事前に知っておくことが重要です。 そしてメンテナンスの方法を知っておくことも大切です。

    次は、ビデ水栓を選択するために役立つ9つのポイントです。

    • 2ハンドル混合水栓かシングルレバー混合水栓の選択 
    • 壁取り付け型
    • ウォシュレット機能
    • 回転式 
    • 素材
    • 設置方法
    • 水道代と電気代の節約
    • ビデのメンテナンス
    • 最近の傾向
  • 2ハンドル混合水栓とシングルレバー混合水栓について

    2ハンドル混合水栓とシングルレバー混合水栓には、それぞれに長所があります。

    ビデ用シングルレバー混合栓は、ハンドルが1つで水の流れと温度を制御できます。 ハンドルを上下させることで水の流量を調整し、左から右に動かすことで、温度調整ができます(左側が温水、右側が冷水)。

    2ハンドル混合水栓には、冷水用と温水用の2つのハンドルがあります。最も基本的なモデルなので、価格も安いです。 ただし水を適温にするには、冷水と温水の量をそれぞれ調整する必要があるため、水を出す量が増えあまり環境的ではありません。また両手を使いハンドル操作する必要があります。

     GRAFFのビデ用シングルレバー混合水栓

    GRAFFのビデ用シングルレバー混合水栓

     GUGLIELMIのビデ用2ハンドル混合水栓

    GUGLIELMIのビデ用2ハンドル混合水栓

  • 壁取り付け型のビデ用水栓について

    壁取り付け型のビデ用水栓は、便器の隣に設置するタイプのビデです。 ハンドシャワーが設置されており、 陰部の洗浄はもちろんのこと、足を洗うこともできます。 このタイプのビデの欠点は、給水用の配管工事にかかる費用です。一部の壁取り付け型ビデ水栓は、リモコン・スイッチを使用して電子的に制御できます。

  • ウォシュレットについて

    ウォシュレットは、ビデが便座に統合されています。 そのためスペースを節約することができ、主要な配管工事を必要としないため、 壁取り付け型ビデよりも安く設置できます。 ウォシュレットには、ウォータージェットをスプレーできるノズルがあります。 このノズルは便座に接続されており、可動式か固定式です。 ウォシュレットの中には、垂直ウォータージェットと斜めウォータージェットを使えるものがあります。 便座に一体化したビデは、給水部分に接続されています。

  • ビデのハンドシャワーについて

    壁取り付付け式のビデには、ハンドシャワーが付いていますが、ウォシュレットには洗いたい部分を直接洗える調整ノズルが付いています。 ハンドシャワーの長所は、使い方が簡単である点です。

  • 回転式ビデ用水栓について

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    RUBINETTERIE STELLAの回転式ビデ用シングルレバー混合水栓

    回転式水栓の利点は、洗いたい部分に蛇口を向けることができる点です。 2ハンドル式またはシングルレバー式から選べ、 どちらのタイプでも温度調節ができ快適です。

    この水栓の短所は、陰部の洗浄にのみ限定されている点です。

  • ビデ用水栓の素材について

    一般的にビデ用水栓の素材は金属ですが、 さまざまな素材から選択することができます。 最も一般的な仕上げはクロームで、光を反射させるために研磨または光沢仕上げが施されています。 レトロな装飾的なタッチをもたらす真鍮または銅のコーティングが施されたモデルもあります。

  • 設置の種類について

    設置のタイプによる水栓の種類には、独立型水栓、カウンタートップ水栓、壁取り付け水栓、統合型水栓、床置き水栓などがあります。 ビデの水栓を取り付けるには、温水と冷水の給水用穴を1つ開けるだけで済みます。 この場合は設置が簡単かつ安価です。 一部のモデルには、格納式ハンドシャワーが備えられています。

  • 水とエネルギーを節約するには?

    次は、水とエネルギーを節約するためのアドバイスです :

    • シールとバルブが正しく機能していることを確認することで、水漏れを防ぎます。 
    • またエアレータを設置することも重要です。 圧力変動に関係なく、エアレータは水の消費量を1分あたり3.8リットルまで削減できます。
    • 水の消費率が少ない水栓を利用しましょう。 水の消費量を確認できる最新技術を使うことも、節約に役立ちます。 HansgroheのTalis SとMetropol Classicシリ-ズのビデ水栓は、水の流れを自動的に制限するエコスマート技術が装備されており、1分あたり5リットルの水しか消費しません。
  • ビデ水栓のメンテナンスについて

    細菌を定期的に排除するには、水栓を少なくとも週に1度は掃除することが不可欠です。 ハンドシャワー付きの壁取り付け式ビデ水栓を使用している場合は、ノズルとハンドルに汚れや細菌が蓄積することに注意してください。 抗菌ワイプまたは湿らせたスポンジと石鹸で汚れや細菌を取り除くことができます。  

    大半のビデ用水栓は、Tコネクターによってトイレへの給水口に接続されています。接続とパイプの締め具合を確認し、漏れが発生した場合は、修理が完了するまで給水口を閉じておきます。

  • 最近の傾向について

    最近では、最新技術によるセンサーを備えたビデ水栓の開発が進められており、 ビデに触れずに水を出すことができます。

    次は最新のウォシュレットの傾向です :

    • 電動ビデ用水栓 : 日本のトイレの多くは、リモコンまたは便座の横にあるボタンでビデの操作ができます。 水栓を手で操作したり、温度を調整したりする必要がないため、非常に便利です。 ボタン操作でノズルが作動し、水の温度やジェットの強度を調整できます。 
    • ウォータージェットの方向転換:リモートコントロールにより、ノズルの動きと向きを調整して、より効果的に洗浄ができます。
    • 乾燥機能 :温風による乾燥機能がついているものもあります。
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