フローリングを正しく選ぶには

フローリングを選択する時に、まず最初に単相フローリングか複合フローリングを選択します。次に仕上げの種類を決めます。このガイドでは、フロ-リングにしたい部屋に応じた補足のアドバイスを提供します。またフロ-リングの手入れの仕方や最新の傾向についても説明しています。
フロ-リングは気品があり温かく、時代に関係なく使用できます。現代風な家や伝統的な家にも馴染みます。
このガイドでは単相フローリングと複合フローリングを区別します。

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  • フローリングの種類?

     

    Castro Wood Floorsの単相フローリング

    ArchiExpoでは単層フローリングと複合フローリングを紹介します。  単層フローリングは最も古くクラシックなタイプですが、複合フローリングよりも値段が高いです。 以下はフローリングを選ぶ時のアドバイスです:

    • 単相フローリング :無垢材で作られており、板同士が雄実と雌実でしっかりと組み込む構造になっています。 このタイプのフローリングは、接着また釘付けできますが、置き敷工法はできません。 単相フローリングはオーク、アッシュ、カバノキ、ブナ、クルミ、カエデ、チーク、ウェンジなどの多くの種類の木材から選べます。木の厚さは12mm〜23 mmです。 より値段は高いですが耐久性もあります。 フローリングに磨きをかけトップコートを塗ることで、新品同様の状態になります。 100年以上持つ単相フローリングもあります。
    • 複合フローリング :厚さは10mm〜15mmで3層で構成されています。 3つの層は製造者によって組み立てられ1つになっており、すぐに設置できます。 最初の層は高品質の木材繊維で構成されています。 木質繊維などで作られた中央の薄板は、安定されるように設計されており、値段もより安いです。 表面は摩耗層とも呼ばれ、厚さは最低2.5mmで、オークや無垢材(模造品ではない)で作られていなければなりません。 磨くたびに1mmすり減るため、表面が厚いほど耐久性が高くなります。
     

    Castro Wood Floorsの複合フローリング

    複合フローリングの外観は、上層部分のみを見ると単相フローリンの外観と似ています。 複合フローリングと単相フローリングは、どちらも改装できます。 一方表面が2.5mmの厚さの場合、複合フローリングは1度しか改装できません。 単相フローリングは80年代に開発され、その後大衆化されました。

    複合フローリングとラミネートフローリングを混同しないでください。 ArchiExpoにはフローリングに似た床材があり、「ラミネートフローリング」と呼ばれる別の部類に分類されています。

  • フロ-リングの仕上げ?

     

    LEMMA PAVIMENTI ARTIGIANALIのワックス仕上げのフローリング

    単相フローリングまた複合フローリングには、ニスなどの様々な仕上げを施せます。広葉樹の厚板にはニス塗りしたものとそうでないものがあります。 生板の場合は、業者によって選んだ部屋に設置されます。 床が敷かれたら仕上げが行われます。 ニス塗りがしてある板は既に色付けされているかニスで覆われているため、仕上げの必要がありません。 生板を使用する場合は床張り業者に依頼します。 その場で仕上げをすることで板をカスタマイズして、仕上がりと輝度をより適切に調整できます。 一般的に生板は、床を敷いた後に磨きます。 その後均質性を高めるために、一度ニスを板全体に塗ります。

    • ワックス仕上げ :ワックス仕上げは、一般的に生の単相フローリングに適用されます。 一度磨きをかけた後にワックスを塗らなければなりません。これにより長年つやを保つことができます。 このタイプの仕上げには多くの管理が必要で、ワックスは汚れや水から床を保護しません。 それでもワックスで仕上げをする人は多いです。
    • オイル仕上げ :工場で少なくとも2度オイルを塗ります。 このタイプの仕上げは湿気や人の出入りが多い部屋におすすめです。
    • ニス仕上げ :床に湿気や汚れが入ることを防ぐために、薄いフィルムを作るニスやグレーザーを数回塗ります。 この仕上げにより維持が大幅に簡単になります。 ニスには多少色があったり、マット系か光沢のあるもの、またサテンのようなつやがあるものもあります。 経済的で非常に耐久性があり、 床にモダンで現代的なタッチを与えます。
    • 脱色仕上げ :木材を脱色することで、白い色合いを与えることができます。 漂白により板の縞模様を強調し目立たせることができます。 白いフロ-リングは、現代的なインテリアを引き立たてます。
     

    CORA’DOMENICO & FIGLIのニス仕上げのフロ-リング

    • 染め仕上げ :染め仕上げをすることで、フロ-リングに別の色合いを与えます。 例えば灰色や黒に着色できます。 このプロセスは特に改修に使用されます。
    • 磨き仕上げ :この技術では床を磨いてから、2層のニスで固定された木目に切れ目を付けます。これにより木目を目立たせることができます。 この仕上げは見た目の面で高く評価されています。
    • 板の面取り:ラミネートフロアの一般的な仕上げであり、より自然な見た目になります。 板の全ての面は面取りされていて、 上部は斜めになっています。 非常に人気のある仕上げで、工場のみで作業が可能です。
    • デッキ仕上げ:洗面所とキッチンには現在最もファッショナブルなスタイルの一つです。 板間にパテを追加することで、床に本物の「ボートデッキ」の雰囲気を与えます。
  • どのタイプのフロ-リングをどの部屋に選ぶか?

    フロ-リングはすべての部屋に適していますが、向き不向きもあります。 リビングルームやキッチンなどの使用頻度の高い部屋には、より耐久性のある木材か定期的な維持管理が必要です。

    キッチンでは椅子を動かしたり、重い料理道具や油が落ちたりする可能性があるため、 頻繁に掃除をする必要があります。 単相フローリングや複合フローリングを使用できますが、正しく取り扱うことが大切です。 すぐに掃除をしないと単相フローリングは汚れたままになり、修理や変更が必要になります。

    洗面所は湿気が多いですが、物が少なく大勢の人が集まる場所ではありません。 その床は頻繁に掃除する必要があります。 洗面所に木製のフローリングを置きたい場合は、接着できる外来種を選択してください。

  • フロ-リングの正しい手入れの仕方とは?

    複合フローリングと単相フローリングは、どちらも手入れの仕方は同じです。あまり水を使わずに掃除機をかけるか、マイクロファイバーモップで掃除ができます。木材は水を好みません。モップは濡らし過ぎず、フロ-リングを傷つけないように、できるだけ絞ってください。 単相フローリングは油かワックスを塗ることができます。油を塗ったフロ-リングには特別な石鹸を使用する必要がありますが、黒い石鹸はどの種類のフロ-リングにも最適です。

  • フローリングの装飾的な傾向は何か?

    以前は欠陥として見なされていた粗さや木目のあるフロ-リングが再度流行になりました。白や灰色、とても暗い色が流行っています。消費者は、幅が広くて長い板を選ぶ傾向にあります。人気が上昇している油が塗ってあるフロ-リングには、色の選択肢が増えています。一方で模様入のフローリングも人気です。

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