鏡は自分の姿を見るためだけではなく、インテリアに使われています。今日では、銀やアルミなどの反射する金属の層を使用した、ガラス板の高品質な鏡も製造されています。

鏡を選ぶ際には、その用途や置く部屋のタイプだけでなく、鏡の種類や形、フレームの素材を決める必要があります。このガイドでは、鏡の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
BOWER STUDIOSの階段ミラー
鏡の設置タイプには、壁掛け式、自立式、卓上、天井取り付けなどがあり、設置タイプは鏡を選ぶ上での重要な選択要素の1つです。
壁掛け式鏡は、最も人気がある鏡で、設置には壁固定具が必要です。 また様々な形状、サイズ、デザインから選べます。Bower Studio社の壁掛け式階段ミラーは、壁から突き出たように見える鏡で、空間に広さと質感を与えます。
全身用鏡には、自立式または立てかけ式があります。自立式は簡単に移動できますが、置くスペースが必要になります。また、倒したり壊れたりしないように注意する必要があります。
RICHARD YASMINEのAshkalミラー
卓上鏡は比較的に小さめで、固定したり斜めにすることができます。 一般的な卓上鏡には真っ直ぐに立たせるためのサポートがついています。照明付きのものや拡大鏡付きのものもあります。レバノン出身の内装建築家のリチャードヤスミンがデザインした幾何学的なAshkalミラーのような卓上鏡であれば、インテリアとしても使えます。
天井に取り付けるタイプの鏡は、天井に固定したり、吊るすことができます。大きな鏡であれば、空間をより広く見せることができるため、特にレストランや商業施設におすすめです。
FARG & BLANCHEのSuccession Collection
鏡のフレームを選ぶ際には、部屋のインテリアとの相性を考える必要があります。 人気の素材の中には木製、金属製、革製などがあります。 また素材選びに加えて、フレームのデザインや厚みを選ぶことも重要です。これらの要素が鏡の雰囲気を変化させます。 鏡のスタイルにはクラシック(伝統的)なスタイルやコンテンポラリー(現代的)なスタイルなどがあります。 フレームレスや非常に薄いフレームもあります。
FERNANDO MASTRANGELOのマグマミラー
スウェーデンのFarg&Blancheスタジオは、ロープで革と織物を縛り、それを焼くことでフレームを作った結果、現代アート風の十字パターンを持つフレームができあがりました。このフレームは、デザインスタジオのSuccessionコレクションの一部で、2016年に発表されました。
フレームは、素材を混ぜて作ることもできます。例えばブルックリンを拠点に活動するデザイナーのフェルナンド・マストランジェロがデザインした、黒い砂と樹脂で作られたマグマミラー。これは環境とデザイナーが調和したことで生まれた作品で、火山の噴火から影響を得ており、地球温暖化の深刻さを表現しています。
鏡は、インテリアとして利用したり、空間を大きく見せたり、容姿をチェックしたりと、様々な用途で利用されています。下記は、家の各スペースに合った鏡の用途を紹介しています:
ESS LEDのバスルーム用ミラー
商業用の鏡 を選ぶ際には、頑丈で使用する場所の規制に適合していることを確認する必要があります。鏡の中には、公共洗面所、美容室、ダンススタジオなどの専門的な用途や場所用に製造されているものもあります。
アールデコスタイルの鏡、円形鏡、太陽の形をした鏡、シンプルなゴールドメタルフレームのデザインなどは、長い間親しまれてきたデザインです。また壁に立てかけるタイプの自立式鏡やロープやストラップで吊るす壁掛け式の円形鏡は、ファッション性が高いです。多機能型の鏡には、棚付きの鏡や、貴重品などを入れる秘密の引き出し付きミラーなどがあります。テレビミラーは、鏡の美しさとテレビ画面の技術を組み合わせたものです。テレビを見ない時は、普通の鏡として利用できます。